J-AB Japan Ablation カテーテルアブレーション症例全例登録プロジェクト

カテーテルアブレーション
全例登録プロジェクトへのご協力のお願い

本邦において、頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーション治療は増加の一途をたどり、すでに年間5万例以上の治療が行われています。

治療方法の発展に伴ってほぼ全ての頻脈性不整脈が治療対象となり、いまや全国200を超える施設において日々の診療として行われています。ここまで発展してきたカテーテルアブレーション治療ですが、実際の治療方法や治療結果に関する情報、つまり現状把握に関する組織的な情報収集はこれまで行われておらず、日本全体で日々どのような治療が為されているのかは明らかにできていないのが実情です。

今後さらに治療対象や症例数が拡大することを考慮しても、現時点から学会主導での全例レジストリを開始することの必要性と機運が高まり、このたびカテーテルアブレーション全例登録プロジェクト(J-ABレジストリ)を企画することとなりました。レジストリ運営を担う国立循環器病研究センターと日本不整脈心電学会の共同研究として進行させてゆきます。

本プロジェクトによる研究成果は、医療従事者に対する有用なデータとなるのみならず、患者・行政・司法に対しても有用な情報となるものです。また、将来的にはアジアおよび欧米等の海外データベースとのネットワーキングや国内の他のデータベースと合わせて研究を進めることで、我が国のカテーテルアブレーション治療の進むべき方向性をも示す羅針盤となることが期待されます。

本レジストリに参加していただくことで現場の先生方には大きな負担をお掛けすることになりますが、日本の不整脈界の発展のために是非ご協力をお願いしたく思います。

アブレーションに関わっている皆さんによる、皆さんのためのレジストリです。時間をかけてゆっくりと大きく育てていって頂きたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

平成29年3月24日

日本不整脈心電学会理事長
平尾見三
日本不整脈心電学会カテーテルアブレーション委員会委員長
山根禎一